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人生100年時代というのは99歳364日までは働いて、その翌日くらいに死ぬ

先日、お医者さんが講師の勉強会を受講してきたが、そこに出てきた小話がとても面白かったので皆さんに共有したいと思う。

なんでも、「人生100年時代というのは99歳364日までは働いて、その翌日くらいに死ぬ」みたいな世の中を目指しているらしい。

100日後に死ぬワニみたいだな。

100日後に死ぬワニ 100日目

専門家は制度に詳しい

医者というのは、国の制度のもと、仕事をしている。

そういう私も、もともとは国の医療制度に組み込まれて、その範囲の中で仕事をしてきた。
年々、社会保険料は上がっていき、現在では、その負担額の大きさが問題となっている。

東洋経済オンライン「ほぼ「五公五民」の国民負担率は本当に高いのか OECD加盟国には「負担率86.8%」という国もある」

今回の衆議院選挙でもそのあたりの話は、論点となっていたように思う。

背景にあるのは、少子高齢化による人口ピラミッドのバランスの崩れだ。
こればっかりはどうしようもない。

医療従事者がもうけすぎているというような指摘もあるが、実際に医療の現場で働いている人にはそこまで還元されているような実感はないというのが大半だと思う。

もちろん医者も含めてだ。

少子高齢化が何を引き起こすかというと、少ない現役世代の人数でたくさんの人の医療や介護を賄っていかなくてはならないということだ。

そうなると、今までのやり方では、医療費が膨らんでいくばかりでどうしようもない。

そのような現状を踏まえて、国はどのような方針で進んでいこうとしているのかというと、「人生100年時代」だ。

「人生100年時代」

何かとよく聞く言葉だ。

保険から、乳酸菌飲料、歯磨き粉など、場合によってはマイホームなどありとあらゆる広告でも使われている文言だ。

その言葉からは、寿命が延びて、みんな100歳くらいまで生きるよーっていうような話だと誰しも思うだろう。

しかし、その勉強会の医者が言うには、「人生100年時代っていうのは、99歳364日までは働いて、その翌日くらいに死ぬ」みたいなことらしい。

なかなかに刺激的な主張だ。
これからの時代には老後というものが存在しない世の中がくるということだ。

実際に、今の段階でも仕事をしているシニア層は増えている。

どこかのマクドナルドには90歳を超えるスタッフが在籍しているし、100歳越えの職人だってたくさんいる。

ESSE Online:90代、マクドナルドで働いて20年超。日々のバス通勤と3時間半勤務が元気の源
newsポストセブン:弓道、ゴルフ、ラーメン店、時計職人…「100歳の壁」を突破した長生きの達人7人が教える“元気の秘訣”

しかし、学校を出てからずーっと働いてきたんだから、老後はゆっくり過ごしたいというような希望はもちろんあるだろう。

老後は悠々自適に過ごしたいという希望は、現役中にバリバリ働いてきている人なら一度は思うものだ。

 

しかし、その生き方は、老後のお金の問題や認知機能の問題から、おすすめされないというのが現状だ。

Carole Dufouil:Older age at retirement is associated with decreased risk of dementia.(仕事の早期リタイアは認知症リスクを高める)

いいや、なんなら家族から「いつかボケるんじゃないか」と心配の目で見られることも多く、反対される割合のほうが増えているのかもしれない。

老後は悠々自適という生き方は、現代のスタンダードから外れてしまったようだ。

となると、考えていかなくてはならないのは、どうやって99歳364日まで動ける身体を作っていくかということだ。

おそらくみんな知りたいはずだ。

年を取ると、膝もいたむし、何かをする気力が失われる。
誰しも認知症のリスクは高まるし、朝は早く目が覚める。

誰もが、最後の最後まで元気に過ごす魔法の方法、そんなものはない

読みたいことを書けばいい。

何かできることがあるかというと、100まで元気に楽しく過ごせるような趣味や仕事を見つけることくらいじゃないだろうか。

毎日続けられるもので元気に過ごす

毎日続けるのに努力が必要なものは、正直続かない。

体重を落とすために無理して食事制限したとして、その生活スタイルを死ぬまで貫けるのかというと難しいはずだ。

無理なく続けられるものを探すことが必要だと思う。
いや、むしろ一生続けても問題なさそうな生活習慣を、今のうちから新しく作り上げることが重要なのかもしれない。

そこでヒントになるのは、食事だと思う。
毎日なんかしら食べるし、健康を考える上では睡眠の次に重要な項目だろう。

複雑になった料理を初期化しようという考えを提唱しているのは、土井善晴先生だ。

『ミモレ:「料理に自信がない」人でも大丈夫。心身が整い、子育てにも効く「一汁一菜」のメリット」

おいしい料理を追い求めすぎて、料理がめんどくさいという人はぜひおすすめしたい。
書籍も面白いので、こちらもおすすめだ。

一汁一菜でよいという提案

価値観が複雑してしまったけど、日々の食事において一番重要なのは、健康を保てることだ。
豪華でおいしいものを求めるのは、外食の時や記念日で十分。

毎日、豪華な食事を準備するのは大変だし、何より健康に悪い。
毎日繰り返す食事を健康に寄せる。

その方法が一汁一菜だ。

一汁一菜のいいところは、毎日同じ食事を繰り返すところにある。
毎日繰り返すことで、自然と健康によっていく。

楽に続けられる健康的な方法だ。

それと同じように、特別なことを生活に取り入れるのではなく、今の生活リズムをより健康な法に寄せていく。

重要なのは、睡眠と運動。

運動というと、何かを追加するイメージが強くなる。
それでは続かない。

なので、階段を使うことにするなど、体を動かす頻度を増やす。
趣味を楽しむ。

ディズニーランドに行くのもいいし、孫の面倒を見るのもとてもいい運動になる。

めちゃくちゃ当たり前のことで地道なことなので、結論として非常につまらないけれども、結局普段の生活習慣を地道に整えていくしかない。

小田桐 峻輔

小田桐 峻輔

理学療法士。日本理学療法士協会所属。 楽眠整体両国。病院、施設、在宅を経験し、眠りに悩みを抱える人が多いと感じる。身体と眠りの最適化をコンセプトにしている。

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