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自律神経失調症

自律神経失調症の病態について

このページは自律神経失調症の病態について解説しているページです。 当院への通院を考えている方は、「自律神経失調症を改善させるページ」に移動してください。

1. 自律神経失調症とは

1-1 自律神経失調症の定義

自律神経失調症は病気の診断名ではありません。

明確な診断基準があるわけでもなく、自律神経に起因される、めまいや頭痛、動機などの症状があり、尚且つ明確な病名がつかないときに、暫定的に自律神経失調症と診断して、対処するというような形をとっています。

なので、このような場合は自律神経失調症だよ、という明確な基準はなく、体や精神に明らかな異常がないのに、自律神経症状あある方というようなイメージを持っていただくのが良いでしょう。

1-2 自律神経失調症の一般的な原因

自律神経失調症の原因は、一般的には過度なストレスや生活習慣の乱れと考えられています。

ストレスにより、体に何らかの症状が出るのはある意味正常な反応ですが、それが生きすぎてしまう状態は良くありません。

多くのケースでは、交感神経が過度に働きすぎている状態が長く続くことで、慢性的な体の不調が引き起こされると考えられています。

1-3 自律神経失調症の種類

自律神経失調症には、病態によって幾つかの種類に分類されます。

本態性型自律神経失調症

生まれつき自律神経のバランスが乱れやすい人が発症します。
特徴としては、

①低血圧
②虚弱体質
③体力がない

などが挙げられます。

神経症型自律神経失調症

心理的な要因によって引き起こされます。
特徴としては、

①体調の変化に敏感
②虚弱体質
③神経過敏

などが挙げられます。

心身症型自律神経失調症

日常のストレスを溜め込むことによって発症します。
特徴としては、

①やる気が起きない、気分が沈むなどのうつ症状
②頭痛・微熱・だるさなどの風邪のような症状
③食欲不振
④不眠症じょう

などが挙げられます。

2. 自律神経失調症の原因とメカニズム

2-1 原因の一例: ストレス

ストレスが持続すると、交感神経が優位になり、心拍数や血圧が上昇し、消化器官の動きが低下します。

それ自体は何も問題のない正常な反応ですが、ストレスのかかる状態が長く続くと問題となります。

生活習慣の乱れも、原因として挙げらることがありますが、直接的な原因はストレスで、そのストレスを解消することができないのは、生活習慣の乱れによるものが大きいです。

2-2 原因のメカニズム

自律神経の中の交感神経と、副交感神経は互いにバランスをとりながら働いています。

交感神経は主に、活動モードで働き、副交感神経は回復するときに働きます。

主に、ストレスがかかるということは、交感神経が優位となりやすいです。

そして、生活習慣が整っていれば、交感神経が高まった後には副交感神経が働き、体をしっかりと回復させてくれます。

しかし、過剰にストレスが加わってしまうと、交感神経が常に働き続けてしまい、副交感神経の働きが悪くなってしまうのです。

慢性的に交感神経が働き続けている状態は問題があります。

そして、その状態が長く続いてしまうと、どこかのタイミングで燃え尽き症候群のようになってしまいます。

これは、体がいい加減、限界とのことで、交感神経が働かなくなってしまいます。

こうなると、慢性的に副交感神経が働きつづける状態になるので、仕事に手がつかない、やる気が起きないなど、生活に支障が出てきます。

さらに改善までに時間が必要となります。

3. 自律神経失調症の症状と診断

3-1 症状の種類

自律神経失調症の症状には、めまい、動悸、頭痛、冷や汗、消化不良、疲労感、倦怠感、熱っぽさ、手足の痺れ、食欲不振、不眠など様々な症状があります。

3-2 自己診断の注意点

自律神経失調症の症状は他の疾患とも重なることがあるため、自己診断は避け、専門家の診断を受けることが重要です。

医師であっても明確な診断基準があるわけではなく、体や精神に異常がない上で、自律神経症状がある、というような難しい診断となります。

4. 自律神経失調症の治療法

4-1 治療法

基本的にはストレスの管理が重要となります。

生活習慣の見直しに加えて、体を通して、自律神経に加わる負担を軽減させていくことが重要となります。

薬についても、必要に応じて取り入れていくことが望ましいです。

頭痛がある場合は、鎮痛薬、胃腸の調子が悪い時は、胃薬など、状況に応じて使用していくことが望ましいです。

あくまでも、対処法というような形ですので、薬をやめていくためには、体自身をしっかりと回復させていく必要があります。

なんにせよ、焦らずに取り組んでいくことが望ましいでしょう。

4-2 在宅でできる対処法

まずは生活習慣を整えることが重要です。

5. 自律神経失調症予防と生活習慣の改善

5-1 ストレス管理

ストレスを適切に管理し、心身のリラックスを図ることが予防につながります。

5-2 健康的な食生活

バランスの取れた食事を心がけ、消化器官の健康を維持します。

5-3 適度な運動

適度な運動はストレス解消につながり、自律神経のバランスを整えます。

5-4 良質な睡眠

十分な睡眠をとり、身体の回復とストレス解消を促します。

6. よくある質問

Q: 自律神経失調症は遺伝しますか?

A: 遺伝要因も関与する可能性がありますが、生活習慣や環境要因も重要です。

8. まとめ

8-1 自律神経失調症管理の総括

自律神経失調症は、生活習慣やストレス管理が重要です。

8-2 いつ専門家の診察を受けるべきか

自律神経失調症の症状が継続する場合や日常生活に支障が出る場合は、早めに専門家の診察を受けるべきです。

8-3 まとめ

自律神経失調症は、ストレスや生活習慣の乱れなどが原因で起こる疾患であり、適切な管理や予防が重要です。定期的な医師の診察や健康的な生活習慣の確立が、症状の改善や再発の予防につながります。

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