反り腰というと、腰椎の前弯が強くなった状態のことを指します。
反り腰単体で困ることはないかもしれませんが、そこから腰痛につながったり、ポッコリおなかにつながったりすることもあります。
主には腰痛や、姿勢の悪さなどで治療院などに行き、自分が反り腰だと指摘されることが多いのではないかと思います。
反り腰はそのままにしておくと、脊柱管狭窄症などにつながるリスクがありますので、自分の状態を正しく把握し、自分の体と上手に付き合っていく必要があります。
反り腰の簡単チェック
反り腰の簡単チェック方法としては、壁に背中をくっつけて立つ方法がおすすめです。
かかとと頭を壁に着けて、まっすぐ立った時に腰の部分に手のひら一枚以上の隙間が空いていたら、反り腰といえるでしょう。
逆に隙間がない場合は猫背が疑われます。
腰の稼働性をチェックするうえでもう一つ行ってほしいのは、腰椎の可動域です。
PLFテストといわれるテストになります。
本当は、誰かに捜査してもらうのですが、自分で簡易的に行う方法があります。
横向きに寝た状態で、下側の足を股関節から45度くらいまげます。
その状態で、上側の太ももがおなかにつくかどうかを確認します。
つけば問題なし。
つかなかった場合は、腰椎の屈曲の可動域が低下している可能性があります。
反り腰の原因
反り腰は立った状態で、腰椎が過剰に前弯した状態です。
座った状態だと逆に後湾が強くなるケースもあります。
そのような場合は、股関節が原因の場合が多いですね。
腰の状態だけで、反り腰になるわけではありません。
腰の上に乗っかっている胸郭か下にくっついている股関節が原因となるケースが多いです。
①胸郭の問題
胸郭というのは肋骨や胸椎などによって構成されます。
胸郭の動きが悪くなるというのは、肋骨や背骨によって構成されている関節の動きが悪くなるということになります。
このあたりの関節は、姿勢の影響や交感神経の影響を大きく受けますので、日常生活を送るうえで硬くなりやすい部位でもあります。
②股関節の問題
股関節は大腿骨と骨盤によって構成される関節です。
股関節が硬くなると骨盤の向きにも大きな影響を与えます。
特に、股関節の前についている筋肉が硬くなると、骨盤が前傾しやすくなり、腰椎の過前弯が生じやすくなります。
反り腰の評価と治療
反り腰の治療と評価は、主に先ほどの原因に対しての評価を行います。
骨盤を前傾させるような原因が股関節や胸郭にないかを特定し、どのような生活習慣によって硬さが作られているのかを考えられることが望ましいです。
まずは、、腰椎が前弯できる角度が残っているかを確認します。
冒頭でも、あげたPLFテストを行います。
周りの関節の動きの影響から、腰椎自体の可動性も低下している可能性がありますので、そこは特定させておく必要があります。
なので、胸郭、股関節、腰椎に対する評価と治療を行う必要性があります。
また、長時間のデスクワークや立ち仕事がある場合は、そのような生活習慣に応じた、環境設定やセルフエクササイズを取り入れることを検討していきます。
楽眠整体の治療
楽眠整体での治療は、悩みを抱えている方の体や生活習慣に合わせて適切な治療を提供していきます。
体の原因を特定し、そのうえで生活習慣の見直しを行います。
自分の体の状態を知ることにより、自分で適切な対処法を行えるようになることを目指します。
脊柱や胸郭へのアプローチは体の状態を大きく変えることが可能です。
当院では、バキバキ鳴らすような強い刺激での施術は提供しておりません。
優しいタッチで関節本来の機能を取り戻すような施術を提供しています。
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