身体は疲れているのになかなか寝付けないときってありますよね。
そのような症状に悩まされている方は、そうでない日の朝もすっきりと目が覚めるということは難しいのではないでしょうか?
今回は、そのような状態になった際にどのようにして解決していったらいいのかを解説していきたいと思います。
疲れているのに眠れない状態
まず、疲れているのに眠れないとき、体はどのような状態にあるのでしょうか?
眠りたいのに眠れないというのも似たような状態ですね。
例えば、ぐっすり眠った朝に、横になっても眠れないというのは特に問題ありませんよね。
起きている時間が長くなっていると睡眠圧が高まってきます。
睡眠圧というのは眠気や睡眠負債と似たような言葉です。
眠たくなる圧力のことです。
字のまんまですね。
睡眠圧は高まってきて、体は睡眠を欲しているような気がするのに眠れない。
なぜ、そのようなことになってしまうのでしょうか。
原因は一つではなく、複数の要因が複雑に絡まりあって、そのような症状が引き起こされます。
その中でも大きな原因となるのは、自律神経の乱れと筋肉の緊張状態です。
自律神経の乱れ
こちらはよく聞く要因ですよね。
自律神経には、交感神経と副交感神経があって、交感神経は狩りなどの神経が興奮するときに活動する神経です。
交感神経と副交感神経は、どっちかが働いていればいいというものではなく、バランスよく働いていることが重要です。
ストレスなどがかかり続けていると、慢性的に交感神経が優位となってしまい、副交感神経が働きにくくなってしまいます。
交感神経のアイドリング状態とでもいえるかもしれませんね。
自律神経のバランスを保つ生活習慣を身に着けたいですね。
筋肉の緊張状態
筋肉の緊張状態はあまり聞いたことがないかもしれませんね。
これは、いってみれば、マットレスや枕で調整できる部分です。
体に合ったマットレスを選ぶことで、体の筋肉の緊張を抑えることができます。
慢性的に筋肉の緊張が高まってしまいますと、関節の動きが悪くなったり、血流不全が誘発されて体の痛みにつながったりと悪いことずくめです。
寝起きの膝の痛みは、ひざの伸びが悪くなってしまったことによって起きてしまいます。
膝の筋肉が硬くなってしまうことで動かし初めに痛みが生じます。
寝ている最中に膝の痛みで目が覚めるとかも膝の筋肉が原因です。
硬すぎるマットレスだと、関節の硬さによる影響を受けやすいですし、柔らかすぎると体が沈んで落ち着きません。
筋肉の緊張はマットレスによってある程度コントロールできます。
ですが、ひどくなってくると、いいマットレスであっても筋肉の緊張が抜けずに眠りにくい状態となってしまいます。
自律神経の疲労度チェック
自律神経の疲労度のチェックリストなどでは、疲労度や大量の発汗などがありますが、客観的に判断するのは難しいですよね。
そのような場合におススメしたいのは、脈拍数を測ることです。
交感神経が優位となっているときは、脈拍数は早くなりますし、副交感神経が優位だとゆっくりになります。
自分の標準値を知るという意味で有効な手段です。
いつものちょっとした活動、例えば階段を上った後の脈拍数などを見てみましょう。
自律神経が乱れているときは、疲れやすくなりますので、ちょっとした活動で脈拍数が上がりやすくなります。
対処法
自律神経はバランスが重要です。
多くの方は交感神経が慢性的に働き続けてしまうことでバランスを崩してしまいます。
なので、しっかりと副交感神経が働くような生活習慣作りが必要です。
湯船につかる。朝日を浴びる。深呼吸をする。
取り入れやすいところから生活に取り入れてみて、それで体の状態が変わるのか見てみてください。
また、有酸素運動を行い、心肺機能を高めることで、ストレスに強い体つくりをすることができますよ。
筋肉の緊張はマッサージなどでも解消することができます。
ストレッチも同様ですね。
しかし、注意が必要なのは、横になっているときにしっかりと筋肉の緊張を落とすことができているかどうかです。
もちろんマットレスを調整することで、緊張を落とすこともできますが、自分の体が硬くなっている場合にはケアをすることが重要です。
特に体重のかかる背骨の関節の動きが悪くなっている場合、影響が出やすいので注意が必要です。
このような場合はペットボトルを活用したストレッチがおすすめです。
仰向けになった状態で、水の入ったペットボトル(350mlか500ml)を肩甲骨の間に入れて寝ころびます。
その状態で深呼吸を3回ほど繰り返します。
軽いものであれば、セルフケアで対処できるかもしれませんが、症状が重くなってくると自分で解決するのは難しくなってきます。
ひどくなる前にセルフケアを取り入れるか、整体やマッサージなどを取り入れることをお勧めします。
楽眠整体では、よい眠りを作るために特化した整体を提供しています。
背中周りの関節や筋肉の緊張を落とすためには、強い刺激では効果が出にくいです。
適切な刺激と方向で関節を誘導することにより、よりよい状態を作り出すことができます。
悪化する前に一度試してみてはいかがでしょうか?
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