いつまでも若々しく、元気でいたいと気持ちでは思っていても、周りから見たときに老けて見えることがありますよね。
その原因として姿勢や歩き方の悪さがあげられます。
- 姿勢が悪いと感じている
- 歩き方に年齢を感じる
- 周りの人よりも歩くのが遅い
- 足の変形が気になっている
- 階段を上るときに痛みが生じる
そのような悩みがある方は、一度立ち止まってみましょう。
姿勢をよくしようと意識するだけじゃ、なかなか難しいことがあります。
今回はそのような悩みのある方に、どうすればきれいに歩けるのかを解説していきたいと思います。
年齢を感じさせる歩き方
逆に、どういう歩き方だと老けた歩き方に見えるでしょうか。
特徴をあげるとすれば2つあげられます。
一つ目は、姿勢の悪さ。
背中が丸まっていると、年齢を感じさせる歩き方になりやすいです。
猫背の方、大丈夫ですか?
二つ目は、足が後ろに残っていかない。
お年寄りの歩き方を観察していると、足が前にばかり行こうとしてしまい、後ろのほうへ送り出すことが難しくなっていることがわかります。
この二つの問題に対して適切にアプローチできれば、多くの問題が解決できると考えています。
ちなみに痛みや変形は?
原因として、大きく二つのことを上げさせていただきました。
自分の場合、膝が変形してしまっている。
または、体が痛くてきれいに歩けないというような方もいるかと思います。
そのような方々でも、多くの場合は体がまっすぐに伸ばせないことや、足を後ろに送り出すことが難しくなっている影響により、変形や痛みが生じていることが多いです。
痛みや変形が完全に出来上がっている場合、それに合った適切な治療はもちろん必要だと思いますが、初めに挙げた2つの問題点にアプローチするだけでも、痛みや姿勢は大きく変わってくると、今までの経験上からいうことができます。
評価と治療方法
評価方法は、関節の可動域が保たれているかを確認します。
胸椎椎間関節、腰椎椎間関節、股関節の可動域をチェックする必要があります。
3つの評価方法がありますのでそれを確認していきます。
腕上げテスト
背骨一つの可動域は、小さいのでまとめて評価を行う方法です。
腕上げテストは、胸椎の柔軟性を確認するテストになります。
両方の前腕を顔の前でくっつけて、そのまま腕を上にあげていきます。
肘の高さが肩の高さまで上がれば問題ありません。
顔の高さまで上がる方は、柔軟性が高い方です。
ウイングテスト
腰椎の可動性を確認します。
仰向けに寝た状態で、足の付け根と膝を90度に上げます。
その状態で、挙げた膝を反対側の方に倒していきます。
腰椎の可動性を確認するので、両肩はベッドから離れないように、腰からねじっていきます。
膝と地面との距離が15cm未満であれば問題ありません。
股関節の可動域
こちらは、横向きになった状態で、足の付け根から後ろに伸ばしていきます。
股関節伸展の角度が10度以上あれば十分でしょう。
ここまでの評価で簡単ではありますが、問題点が抽出されます。
歩き方が崩れている方の9割以上の方は、ここまでの部分に問題を抱えています。
背中を伸ばす
背中をしっかりと伸ばすためには、背骨が一つ一つきちんと動くことと、背骨にくっついている肋骨の可動域が保たれている必要があります。
背骨と肋骨の硬さのせいで、筋力が発揮されずに背中がどんどん曲がっていってしまうということがとても多いです。
肋骨には肩甲骨がくっついており、デスクワークなどの腕を使うような活動の影響を受けます。
そのため、日常で気に動きをよくしてあげるような運動やストレッチを取り入れていく必要があるでしょう。
ストレッチポールやタオルを丸めてストレッチポールのように使う方法も効果的ですし、椅子に座ったまま両手を自分の膝につき胸を伸ばすようなストレッチがおすすめです。
足を後ろに送り出す
足をしっかりと後ろに送り出すには、股関節の可動域が保たれている必要性があります。
アキレスけんを伸ばすように足を後ろに大きく伸ばし、股関節をしっかりと伸ばしてあげましょう。
意識して歩く練習
そして、その二つの要素がきっちりできる状態をつくれたら、自分で姿勢よく歩く時間を作りましょう。
ゆっくりで構いませんので、姿勢をしっかりと伸ばした状態で足を後ろに残していくような歩き方を、20分くらい行いましょう。
歩くときは、お腹を軽くへこませるような意識でおへそを突き出すようにして歩くと、体に意識が向きやすいかと思います。
歩幅については、体が地面についた足を超えていくような意識を持ってみてください。
このような歩行練習をするだけでも、数年後の見た目が大きく変わってくるはずですよ。
もっと早く成果を出したいという人は、当院でのサービスも選択肢に入れてみてください。
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