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変形性膝関節症でお悩みの方

変形性質関節症は女性に多く見られ、高齢者になるほど罹患率の高い症状です。

主な症状は膝の痛みと水かたまることです。

膝の痛みが出ると、行動範囲にも制限が生じやすくQOLにも大きな影響を及ぼすような病態です。

初期症状では、立ち上がりや歩きはじめなどに痛みが生じ、休んだり動きになれたりすると痛みは落ち着きますが、徐々に制限が広がっていきます。

正座や階段昇降も困難となり、最終的には黙っていても痛みが続き、膝の変形が目立ってきます。

そこまで進んでくると、手術で人工関節を膝に入れることが検討されてきます。

変形性膝関節症の病態と原因

原因は関節軟骨の老化によることが多いと考えられています。

肥満や遺伝なども関与しており、過去に膝の靭帯や半月板を痛めたことのある人や可能性関節炎などの感染症の後遺症として発症することもあります。

いわゆる軟骨がすり減ってきたため生じる痛みと考えられています。

しかし、実態を見ると、膝の軟骨が完全に擦り切れているような人は少なく、そのほかの原因を検討していく必要性があると当院では考えています。

原因の多くは、体全体の柔性が低下し、衝撃を受け止める機能が弱まってしまうことにあります。

受け止めきれない衝撃が、膝に集中することで痛みが生じます。

このような痛みを侵害受容性疼痛といいます。

変形性膝関節症の診断

変形性膝関節症の診断はレントゲンにて行われます。

初めに、問診や診察なども行いますが、最終的にはレントゲンやMRI検査が必要です。

変形の大半は膝が外に開いてくるO脚です。

膝は基本的には外に開いています。大腿骨とすねの骨の角度が175°が正常といわれていますが、これが180°いじょうとなるとO脚と診断されます。

変形性膝関節症の予防と治療

整形外科学会のホームページによると、

  • 太ももの前の筋肉(大腿四頭筋)を鍛える
  • 正座を避ける
  • 肥満であれば減量する
  • 膝をクーラーなどで冷やさず、温めて血行を良くする
  • 洋式トイレを使用する
日本整形外科学会 HPより引用

確かに原因となりうる部分ですが、私の臨床の経験上、もう少しできることがありそうです。

さらに、治療法は

症状が軽い場合は痛み止めの処方。

またはリハビリテーションを行うそうです。

これで治らない場合は、関節鏡手術や骨切り術、人工関節置換術などが選択として取られるようになります。

私も病院で勤務しているときは、人口膝関節置換術の術後のリハビリをよくやったものでした。

本来ならば、最初の症状の軽い段階でしっかりとリハビリテーションを行うことで重症化予防や治療できることが理想です。

しかしながら、シップや痛み止めを出すだけの対処療法にとどまり、もしくは「痩せてください」という簡単な指導で終わっている場面もあるようです。

痩せろと言われても、身体が痛くて動けないので、食事制限するしかないのかな、、。

と、実際に食事制限を行い、筋肉量を減らし、代謝は落ち、むしろ調子が悪くなったというような方もいらっしゃいます。

当院の考える変形性膝関節症の治療

膝関節をよくしていくうえで、しっかりと見る場所があります。

それは、

①体全身の柔性が保たれているか

②膝がまっすぐ伸びるか

③膝の皿の動きが悪くないか

この3つをまず確認することが重要です。

その部分の治療が進んでいなければ、時間がたつとすぐに膝の状態は悪化します。

全身の柔性

全身の柔性とは、体全体で衝撃を受け止める力のことです。

全身ですので、膝にかかわらず、主には背骨と胸郭にの硬さを評価していきます。

膝に触らなくても、個々の部分を変えてあげるだけでもよくなる方も多いです。

見落とされがちですが、かなり重要な部分だと思います。

膝がまっすぐ伸びるか

膝がまっすぐ伸びるかどうかは、立っているときや歩いているときに膝の周囲の筋肉に無理をさせないために重要なポイントです。

膝がまっすぐに伸びない状態だと、骨の安定性で立つことができません。

なので、常に膝の前の筋肉に力を入れておく必要が出てきます。

なので、常に膝の前の筋肉に力を入れておく必要が出てきます。

筋肉はゴムのようなに縮むことで力を発揮します。

常に筋肉が縮んでいる状態だと、膝関節もゴリゴリ削られるような状態となってしまいます。

膝周囲の筋肉をしっかりと評価しておく必要があります。

ふくらはぎの筋肉が制限となることも多いです。

膝のお皿の動き

膝のお皿は、上下の筋肉に引っ張られています。

また、関節を包んでいる関節包や、関節のクッションの役割を果たしている膝蓋下脂肪体などの影響が生じる部位です。

ここでは、関節の中をしっかりと見ていくような評価が必要となります。

特に、膝蓋下脂肪体は痛みの原因となることも多く、しっかりと滑りをよくしていく必要があります。

楽眠整体での整体

楽眠整体ではそのような体の機能に応じて、しっかりと体を評価していきます。

手術などの必要性が出てくる前に、膝や体全体の機能に着目して、いい状態を保てるようにしていきたいですね。

当院では、まず初めに体全体の柔軟性を回復させます。

膝の痛みが出る人で多いのが、夜に痛みで目が覚める方。

このような人は寝ているときも膝の筋肉が緊張しているせいで症状が起きてきます。

まずは、全身の緊張を落とすことで、このような症状も変えていくことが可能です。

即時性が必要であれば、膝を曲げて筋肉を休ませる状態を作るなども有効です。

そのような根本的な原因に対するアプローチを行い、膝の痛みに悩まされないような生活を送るためのサポートをしていきます。

小田桐 峻輔

小田桐 峻輔

理学療法士。日本理学療法士協会所属。 楽眠整体両国。病院、施設、在宅を経験し、眠りに悩みを抱える人が多いと感じる。身体と眠りの最適化をコンセプトにしている。

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