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【身体の力を抜くのが苦手な人向け】力を上手に抜く方法とは?

「体の力が上手に抜けない・・・」

このような症状を訴える方には特徴があります。

特に体が硬い方は力を抜くことが苦手です。

ちょっとした工夫があれば、力を抜くことが上手になります。

ポイントは物体として自分の体が安定する状態を見つけることです。

力が入る状態ってどんな状態?

「もっと力を抜いて~。」

そんな言葉をかけられる方は、自分の力が抜けている状態ということが理解できていないことが多いです。

そもそも力が抜けている状態力が入っている状態とはどのような状態のことを言うのでしょうか?

 

人の筋肉の大半は骨にくっついていますので、骨の間で引っ張られており、動いていない時であっても力が入っています。

輪ゴムを両手でつかんで伸ばしているときのイメージですね。

たとえ、動いていなくても、ゴムは引き延ばされているため、縮もうとする力が働きます。

同じように筋肉も常に一定の張りが出るように調整されています

筋肉の仕組みを考えると、全く力が入らない、筋肉に張りがない状態と言うのは、異常な状態と言うことを覚えておいてください。

ふくらはぎをつまむと痛い原因と対策

筋肉の張りを表すイラスト

次は姿勢や動作について考えてみましょう。

人は重力から影響を受けるため、姿勢を保つためには体に力を入れる必要があります。

例えば、立っているときに、力が全く入らない状態だと体はどうなってしまうでしょう。

ぐしゃっと床につぶれてしまうはずです。

なので、力を抜くというのは、全く力の入っていない状態と言うことではなく、必要最低限の力で体を支えている状態のことをイメージしてください。

逆に言えば、力が入りすぎている状態とは、他の人から見たときに必要以上に力が入っているように見える状態のことをいいます。

人から見ると力が入りすぎている

人の身体というのは非常によくできています。

特に脳はめっちゃ優秀です。

今の体の状態を、把握して、自分にとって一番無理のない体の動かし方を作ってくれます。

問題なのは、一番無理のない体の動かし方をしているのにもかかわらず、周りから見ると力が入って見えることです。

特に、体の中心よりも、腕先や足先に力が入っているように見えると、力が入りすぎているように見えてしまいます。

人の体の体幹は非常に大きな力を発揮することができます。

足先や腕先に力が入る感覚はわかりやすいですが、体幹はそれよりも非常に大きな力を発揮します。

その大きな力を使いこなすことができないので、腕先や足先で大きな力を出す必要性が出てきているのです。

人から見たときには、力が入っている状態ですが、実はその人の体にとっては一番無理のない姿勢を作り出してくれます。

なので、意識するだけでは、体の力を抜くことは難しいです。

なぜなら、今の状態が一番無理のない状態だからです。

運動のイメージ図

力が抜ける感覚をつかむためには

そうはいっても、力が必要以上に入り続けている状態は体にとって良くありません。

理想の状態に近づけていく必要があります。

 

そのための方法を考えていきましょう。その方法は2つあります。

一つは、環境を整える方法

もう一つは、筋肉の働きを改善する方法です。

環境を整える方法

まずは、環境を整える方法です。

これは、あおむけに横になると感じることができるはずです。

体が安定していると、脱力できます。

しかし、体が硬い方は実は仰向けに寝ていても脱力することが難しいです。

太ももの裏や、ふくらはぎの裏が地面にしっかりとついていますか?

足が浮いている方、つま先が外側を向いている方は脱力できていない状態です。

足が浮いている方は、バランスをとるために力が入りますし、つま先が外を向いていると股関節に負担がかかります。

太ももとふくらはぎの裏にクッションを入れるとこの状態が解消します。

試してみると、力が抜ける感覚が分かると思います。

このように物質として安定した状態を作り出せると、力が抜けた状態というものが分かると思います。

筋肉の働きを改善する方法

二つ目の方法は、筋肉の働きを改善する方法です。

これは主に身体の中心の筋肉を働かせることが主となります。

身体の中心の筋肉とはコアマッスルと呼ばれたり、体幹と呼ばれる部分になります。

その部分にしっかりと力が入ると体は安定します。

 

体は安定しますので、抹消部の力は必要最低限で済みます。

なので、力が抜けているように見えるというわけです。

デスクワークなどの仕事をしている方は、長時間座りっぱなしになってしまうとおなかに力が入りにくくなります。

ですが、体の筋肉の使い方を再学習させれば、比較的簡単に体の力を抜くことが可能となります。

この内容に関しては「骨と関節の調整」という記事でより深く解説しているので興味のある方は見てみてください。

悩んでいる人は動作で悩んでいる

さて、力を抜く方法として二つの方法を紹介しました。

もし実際にトライするとすれば、まずは、力が入る感覚と抜ける感覚の差を感じてみるのがいいでしょう。

仰向けに寝てみて、クッションを足の下に入れるときと、太ももの裏に入れたときで股関節や腰の力の入り方を比べてみてください。

太ももの裏にクッションが入っていると余計な力が入らずに、横になっていられるはずです。

感覚としてはわかりにくいですが、少し楽に寝ていられるな、くらい分かれば十分です。

 

力が抜けずに悩んでいる方の大半は、何らかの動作で課題を抱えているはずです。

人によってはスポーツであったり、ダンスであったり、楽器の演奏であったりするはずです。

なので、これらの動きを変えるためには、結局自分の体を変えていく必要があります。

体幹トレーニングをすれば解決するかというとそうでもなく、まずは体幹の柔軟性を回復させることから始めてください。

まとめ

体の力を抜くためには、

①体が物体として安定しやすい姿勢をとれる柔軟性が必要

②体幹の筋肉を働かせる感覚が必要

この2点が重要となります。

逆に言うと、体が硬く、座っていたり、寝ていたりしていても体が不安定な方に、力を抜いてというのは無理があるといえるでしょう。

そのような方にはまずはストレッチや、寝具の環境設定で体の力が抜きやすい状態を作る必要があります。

整体なども有効な手段となりえますので、取り入れてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

小田桐 峻輔

小田桐 峻輔

理学療法士。日本理学療法士協会所属。 楽眠整体両国。病院、施設、在宅を経験し、眠りに悩みを抱える人が多いと感じる。身体と眠りの最適化をコンセプトにしている。

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